テレビドラマ時代劇
出演:近衛十四郎、品川隆二、南弘子ほか
1969~1970年作品
全104話
浪人花山大吉と、渡世人の焼津の半次の珍道中。79話目から、お咲も加わっての三人になる。
ずっと見ていた花山大吉が終わってしまった…。さびしい。
明るく楽しいドラマだっただけに寂しさひとしおです。
近衛十四朗演じる花山大吉は相談屋というわけわからん生業でもって旅をする。
この浪人おからが大好きで、普段はぴりっとしているのにおからをつまみに飲みだすと止まらなくなってしまう。
一方品川隆二演じる焼津の半次は教養はないけれども馬鹿がつくほどのお人よしで、女は好きだがふられっぱなし。お調子者だからへこむこともなく、困ると花山に甘える。
一言でいえば、この二人の仲良しオジサンを愛でるドラマ。
近衛十四朗さんは松方弘樹、目黒祐樹のお父さん。背が高いことからか、刀の刀身が普通よりも長いものを使っていたそうだ。そのせいか振り下ろす時もぶおん!という豪快さがあってかっこいい。でも目元が優しくってなんだか愛嬌のある感じ。
品川隆二さんは、若い時には美男子コンテストで優勝したほどの美貌。整った顔を、これ以上ないくらいに鼻の下をのばし、いひゃっはははと下品に笑い、舌を出しては唇をひろひろ所在なさげにいじり倒す。憎めないおバカちゃんなのだ。
この二人が、しょっちゅう「おから野郎!」「この、バカたれが!」とののしりあっては旅を続けているわけでして、下手すると一話の半分くらい口げんかの時もある。これがなんともまあ、微笑ましいやらばかばかしいやらで楽しく見ちゃうんだ。
おいおい、おから食べるオッサンのストップモーションて必要??
いえいえ、そんな真面目なツッコミしてはいけません。
最高の悪ノリ時代劇です。
大体にしてこのドラマの前身「素浪人月影兵庫」が原作とかけ離れすぎたせいで一度終了させ、新たに同じメンバーで偶然同じ顔の「花山大吉」と半次が出会って旅をするという、始まりからふざけた展開。大好きだ!
お二人の写真集も出てるんですが、アマゾンで買おうとしたら在庫が見つからず購入できなかった。残念。
14話めからいきなりカラーに、79話めからいきなり三人になります。
オープニングは北島三郎。サブちゃんの声もつやと伸びがあって心地よいのです。
第一話から時代劇チャンネの放送を録画してました。全104話。ずっとカウントつけてるのだが、なんで最終回が私の手元では#105になってる?まあいいか。
それよりもコピーガードで録画したものって録画したデッキでないと再生できないはずだ。私のデッキは地デジ対応してない。デッキ買い換えたって録画したdvdが見られないではないか。
どうすりゃいいのだ。
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