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ルイーサ

ruiza.jpg監督:ゴンサロ・カルサータ
出演:レオノール・マンソ、ジャン・ピエール・レゲラス。マルセロ・セレほか
ルイーサ - goo 映画

≪あらすじ≫ 熟年おひとり様のルイーサ。愛猫とともに暮らして、毎日決まった時間に起床して通勤して。彼女なりにそれもナイスな生活だったのだが、愛猫が亡くなったことをはじめに歯車がどんどんかみ合わなくなる。友達も家族もいない。彼女はいったいどうなる?


これでもかって感じに次々ツイテないことが連続。
おまけに偏屈な彼女は臨機応変にアクシデントに対処することができないし、助けを求めることもプライドが高くてできず。
だからって、オイオイなんでそんな方向へ(笑)。飛んでるなあ!

どん底ってはたから見てると段々笑えてきてしまいます。
問題は解決されてるってわけでもなさげなんだけど、とりあえず今日も生きてるしいいんでないか。そんな気分になる映画でした。

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ペーパーバード 幸せは翼にのって

peperbird.jpg監督:エミリオ・アラゴン
出演:イマノル・マリアス、リュイス・オマール、ロジェ・プリンセプほか
ペーパーバード 幸せは翼にのって - goo 映画

≪あらすじ≫ 1930年代にはスペインは内戦に揺れ、その後世界大戦に突入するまでは軍事独裁政権下にあった。旅の劇団一座にいたホルヘは内戦で家族を失い、本人も反体制派ではないかと疑われながら、一座の運営に努めていた。ある日ホルヘはコンビのゲイのエンリケと、少年ミゲルを拾う。軍からにらまれながらあくまで芸を売り物にある意味マイペースでいたものを、情勢はほっといてくれなかった・・・


駅での鞄からこぼれおちる場面と最後のとこでは、号泣必至。
特に最後の場面には、言葉少ない彼の気持ちがすべて詰まっている。
大それた野望も賞だって全然望んでなんかいなくて、単に、大好きな人たちと、一緒に過ごして好きな仕事をして、たまにからかいあって笑えてればそれで満足だったのだ。
ささやかな望みさえ奪われてしまう争いの哀しさをまざまざ感じる。
♪なんでもないようなことが~♪ですなあ。

さらにミゲルが仕事を貫いたのは、どんな思いを抱えていようが、あくまで舞台の上で抗議だって芸として言った芸人のプライドを見せたホルヘの姿が心に残っていたからと思いたい。
また、相棒とか性別とか血縁とかでなくても、心から大切な人にはこういう顔をするんだなあ、とじーんと胸にも響きました。


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狩人の夜

karyuudo.jpg監督:チャールズ・ロートン
出演:ロバート・ミッチャム、シェリー・ウィンタース、リリアン・ギッシユほか
狩人の夜 - goo 映画

≪あらすじ≫ 銀行強盗で大金を手に入れた男は、娘の人形にその金を隠す。さらに長男とそのことは絶対に秘密だと約束するのだが、ほどなく男は処刑され、刑務所で同室だった牧師=ハリーに金のことを漏らしてしまい、出所したハリ―は大金に吸い寄せられるように・・・・・・・・


古い映画なので、スリラーといっても観ててビクウっとなったり、残酷な描写は一切無いのです。
シャープな白黒の画面で必要な所だけにスポットを当てた映像が、まるで一枚の絵画のように美しい。
有名な小説家、スティーブン・キングが子供の頃この映画を観て多大な影響を受けたとなんとか。

全般ゆったりとしたペースですが、それがまた狩人=ハリーの、悪魔のような不気味さを際立たせています。

随所に挟まれる映像は、もっとキリスト教に詳しければ暗喩も悟れたと思えるのですが、残念ながら私は勉強不足で。
けっこう宗教色が強い場面が多いのです。それがまた、表からは見えないドロっとした不気味さをかもしだしていいですね。アメリカ映画の怖さ表現はこういうテイストがイケてる気がする。

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サラの鍵

sara.jpg監督:ジル・パケ・プレネール
出演:クリスティン・スコット・トーマス、メリュジーヌ・マヤンス、ニエル・アレストリュプほか

≪あらすじ≫ 高齢出産の局面に立ち悩むジュリア。彼女はジャーナリストで、夫が彼女たちのために準備したアパートはかつてユダヤ人迫害の一端の舞台となった場所と知る。当時連れ去られたサラは、検挙の日に弟を押し入れに隠して強制収容される・・・


いろいろ考えさせられる。
問題となるのは第二次世界大戦当時の、ドイツ支配下のフランス。
今から60年以上も昔の話なのだけれど現在の人間たちの生き方にも大きな影響を与え続けていることに衝撃を受けた。

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哀しき獸

kanasiki.jpg監督:ナ・ホンジン
出演:ハ・ジョンウ、キム・ユンソク、チョ・ソンハほか

≪あらすじ≫ 賭博で抱えた借金苦で、愛する妻とは離れて暮らすグナム。借金のかたに、ある人物を殺すならチャラにしてもいいともちかけられうが・・・


ああーーーーー残酷!凄惨。
辛かった。
その手の場面を観るのが好きなかたにはいいかもしれないが私は辛い。
この監督さんの前作、チェイサーも、話としては評判も良かったし面白かったけど、なにしろ怖すぎる&残酷すぎて。
ほとんど半泣きで鑑賞しました。
いくら確実にしとめるためでも、相手の顔も判別不能なほど殴り殺さねばならんかいのーーーー?
平均一人につき、10回は刺さなきゃいかんのかいのーーー?!
ん、ごめん、私は辛い。

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プロフィール

HN:
藤井みつる
HP:
性別:
非公開
職業:
漫画家
趣味:
映画鑑賞と寝ることと城
自己紹介:
好きな映画
……《邦画》 太陽を盗んだ男、鬼畜、穴、切腹、キッズ・リターン、しとやかな獣、蝉しぐれ、クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲、築城せよ!、MIND GAME、ジャズ大名
……《洋画》 新しき世界、ニューシネマパラダイス、リトル・ダンサー、バベットの晩餐会、暗くなるまで待って、オールド・ボーイ、グラン・トリノ、バーバー、キリクと魔女、ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ、ペーパー・ムーン、アパートの鍵貸します、トイ・ストーリー、ブラス!、デリカテッセン、ベルヴィル・ランデブー、カイロの紫のバラ、ヘドヴィグ・アンド・アグリーインチ、死刑台のエレベーター、オーケストラ!、アンプロフェット、ゴッド・ファーザー、ユージュアルサスペクツ、ドリームガールズ、ブルース・ブラザース、バグダッド・カフェ、シザーハンズ、善き人のためのソナタ、レザホアドッグス、クール・ランニング、ぼくのエリ200歳の少女、ペテン師とサギ師~だまされてリビエラ~、アーティスト

 

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