【あらすじ】ハリウッドで頂点を極めてた女優、グレース・ケリーが、ヨーロッパのモナコ王子と結婚。現代のシンデレラと言われてから6年。なかなか王室の生活になじめずにいた彼女のもとに、女優復帰の話がやってくる。一方モナコは隣国フランスから脅かされ、いつ侵攻されてもおかしくない情勢。国家存亡の危機にあって夫の王子は彼女に冷たい。グレースの選択は・・・?
(調べたわけじゃないが)モナコはとっても小さい国で、おそらく四国より面積も小さい。当然人口も少なく、これといって資源も無く、正直いつ侵攻されてとりこまれたっておかしくないくらいだろう。
それでも独立を維持し続けてこられたのは、この映画に描かれる局面を乗り越えてきたからだって知らなかった。
モナコを存続し続けるためには、吹けば飛ぶようなもんでも、他国からの尊敬を勝ち得て協力を取り付けねばならない。
まさに有名女優だったグレース・ケリーにうってつけともいえるけど、いくら良家の子女だったとはいえ、アメリカンな彼女が格式にうるさいヨーロッパ諸国を相手に渡り合ったてのは拍手喝采。神様ってのはその人に見合った試練を与えるもんなんだろうかと思ってしまった。
それはグレース・ケリーだけでなく、この役を演じたニコール・キッドマンにも当てはまる。あまりにも有名なシンデレラを演じるってかなりの重責だったろうなあ。パッと見ニコールだと気付かなかった。グレース・ケリーになりきってたと思う。