監督:ジェラール・コルビオ 出演:ステファノ・ディオニジ、エンリコ・ロー・ヴェルソ、 エルザ・ジルベルスタインほか allcinema→『カストラート』 |
当時のカストラートは食っていくために去勢した例が多そうだが、ファルネッリの場合はたぐいまれなる才能のために、そうならざるを得ない運命だったと言えるのかもしれない。
まったく音楽にうとい私でも聴き覚えのある歌がこういった歌詞だったとは知らなかった。
なんと美しい才能と醜い人生か。てのがはまってる。
女性にはわからないけど、バイアグラとかあるくらいなので、たぶん男性としては生殖能力が無いって、ものすごい大きな意味合いがあるのでしょうな・・・。
声と引き換えとはいえ、彼は人として幸せだったんだろうか。
兄弟のさまを描いていますが、家族ってジャンル違う方向に進んだほうがいいよねたぶん。
どちらも才能を持っていたら幸せだけど、どちらかが才能を介さない、あるいは理解できるけど持ってない場合。嫉妬、羨望を抱いても血がつながってると断ち切るのは難しい。今作もある段階まで完全に共依存だ。
そして映画のラストは・・・どうなんだろうなあ。むしろ他人のほうが割り切れるような気がするけど・・・。それまでの兄弟のを思うと自然なのかもしれないけれど。うーん、やはり兄弟のだとますます微妙な気分にならんかなあ。
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