出演:ガブリエル・バーン、マーシャ・ゲイ・ハーデン、ジョン・タトゥーロほか
ミラーズ・クロッシング - goo 映画
≪あらすじ≫ 1920年代、アメリカ。レオとキャスパ―、二つのマフィアがにらみ合う町で、レオの情婦の弟が面倒を起こして、キャスパ―が弟を差し出せと交渉。それをはねのけるレオだが、この件に関してレオの片腕のトムは無関心。一方、レオが情婦ヴァーナを尾行させていたラグが殺される。トムは実は…
騙し合い腹の探り合いで、つまりどういうことだ?と次が気になる脚本。面白い。これ脚本をノベライズして出してないのかな?ノベライズで読んでも絶対面白いよ。
マフィアの抗争というと『ゴッド・ファーザー』が有名ですが、この作品はゴッド・ファーザー以来のギャング映画の名作とも言われてるらしい。かなりテイストは異なる。
ドライな空気感と斬新でスタイリッシュな映像。男臭いしびれる味わいを求めてみると肩透かしをくらいます。
どちらかといえば、二つのマフィアの板挟みな男が魅せる、犯罪頭脳ゲーム。インテリな感じ…。
コーエン兄弟の作品でも初期。そのせいかまだスタイルが確立されきっていない感があります。あるいはわざと変えてあるのかな。
個人的にコーエン兄弟のは、すごく好きなのとどうにもツボに来ないのと、二極に分かれるのですが、これはだいぶ好き方向へ寄った中庸なあたりに位置。これからコーエン兄弟を観ようかなって思われる方も入りやすい一品。劇的な盛り上げはしないけど、作りは他作品よりメジャー寄りなので観やすかったです。
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