監督:ステファン・コマンダレフ 出演:ミキ・マノイロヴィッチ マルロ・リューベック フリスト・ムタフチェフほか →allcinema[さあ帰ろう、ペダルをこいで] 【あらすじ】両親と故郷のブルガリアへ向かう途中、交通事故に遭ったアレックス。両親は事故で死んでしまう。彼自身は記憶を失い困惑。そこへブルガリアから祖父が迎えにやってくる。二人でブルガリアで待つ祖母のところへ、自転車で向かう旅が始まる。道中徐々に記憶を取り戻していく・・ |
正直ブルガリアはヨーグルトと琴欧洲くらいしか私の知識に無く。
元ソ連の共産党政権に振り回されていた時代があったとは、全く知りませんでした。
迎えにくる祖父がなかなかいい味を出しています。観ていくとどんどん愛すべきキャラなのが分かってきます。
そして当時は特に主義主張も持ってないけど善良な一市民が、時代の流れにこうも簡単に翻弄されてしまうのかと憤りも覚えます。
それでも今作の中では悲惨さはあまり前面に出ず、記憶を取り戻していくにつれて、自分自身と、関わるもろもろとのつながりからの誇りを見出していく。
バックギャモンのくだりは粋なもんです。
観終わった後爽やかなあたたかさに包まれました。
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