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妻よ薔薇のやうに

tumayo.jpg監督:成瀬巳喜男
出演:千葉早智子、丸山定夫、英百合子、伊藤智子ほか
all cinema→妻よ薔薇のやうに

《あらすじ》 年頃の娘、君子は母親と二人暮らし。それというのも父親が家を飛び出して、愛人と暮らしているからだ。意地ばかり張ってる母に代わって父を取り戻そうと君子は妾宅へ向かうのだが…

戦前の映画でもヒッチハイクとかインスプレーションという言葉を使ってるので驚いた。洋画は入って来てたはずだが日常でも横文字頻繁に使われていたのね。

成瀬監督に多い、男がどうもダメダメなパターン。でもカラッとしているのは客観的な娘目線だからかな。親世代と子供世代の感覚の違いってもんがこの時代からあったんだと知る。娘は母の味方ではあるけど、冷静に女としてみて母は負けだともつぶやいてしまうところがなんかリアル。

トーキーも歴史が浅いころ。声は聞きとりやすい。照明、フィルムが質が向上した過渡期のものかもしれない。白粉で真っ白にしないと顔がはっきり写らなかった頃の名残りか男も女も塗りアリ。人によって多少の濃さの違いがあるのはキャリアの違いなのかな?

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sorahe.jpg監督:手塚昌明
出演:高山侑子、渡辺大、木村佳乃、三浦友和ほか
公式サイト→空へ~救いの翼~

《あらすじ》 幼少時に航空自衛隊の救難隊に母親を救ってもらったハルカ。彼女は成長して自らも救難隊に入隊した。救難ヘリの女性操縦士として未熟ながらも懸命に努力する彼女と、取り巻く人々を描いた青春ドラマ。
原作にアニメ、コミックがある。「よみがえる空ーレスキューウイング」


かっこいいですね…女性操縦士。そして爽やかです。主演の高山侑子さん自身、偶然にもお父さんが救難隊員だったという運命的なエピソードがある。

映画は地味な印象。焦点がどこなのか観てて絞り切れず。ドラマがもっと盛り上がりそうなのにと惜しく思うも、逆にそれこそが冷静さを求められるような現場ではリアルなあり方なのかもしれない。

事故が起きた際に整備にあたってた方まで責任を感じるくだりなど、ニュース映像等でボーっと観てるだけでは考えが及ばなかった。救難隊の皆さんはすごい責任感と勇気の持ち主だ。

 

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帰ってきた木枯らし紋次郎

写真ナシ
監督:市川昆
出演:中村敦夫、坂口良子、岸部一徳ほか
帰ってきた木枯し紋次郎(1993) - goo 映画

《あらすじ》 死んだと伝聞されていた紋次郎。実は木こりの親方の世話になり堅気として暮らしていた。しかし親方の息子が渡世の世界に身を沈めようとし、それを止めるために再び紋次郎は草鞋をはいた。一方、息子がやっかいになってる組の親分の妻は、紋次郎を親の仇として行方を追っていた…


同名「木枯らし紋次郎」のテレビドラマから20周年を記念して制作された作品。テレビに先立ち劇場公開された。

股旅ものと呼ばれる、渡世人を描いたものは木枯らし紋次郎からずいぶんテイストが変わったといわれる。
それまでは描かれなかった薄汚れた格好、渡世の挨拶、食事など。けっしてかっこよくもない、泥臭い姿。
殺陣でも同じく必死で転げまわっての泥臭い、リアルなさまだ。

渡世から足を洗えない哀しさもあるけど、名が売れてるのだから仮名では過ごせなかったのかな?
岸部一徳のこういう悪役がたまらなく好き。

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晩菊

bankiku.jpg監督:成瀬巳喜男
出演:杉村春子、上原謙、鏑木はるな、細川ちか子ほか
晩菊(1954) - goo 映画

《あらすじ》 芸者だったキンは金貸しなどをして生計をたてていた。昔の芸者仲間にも貸していて、厳しいとりたてに評判が悪い。芸者仲間のたまえ、とみ、のぶ、も世の中にはよくありそうなことだけれども、それぞれ悩みを抱えていた。キンのところへある男がやってくるが…


貧乏ではあるけれども、満足げな表情をしてるのがトミ。
一方金はたくさん持ってるが、人間を受け付けずに孤独なキン。
この二人が特に対照的。
どっちがいい悪いと作品は言ってこない。本人が長い年月を生きてきて、振り返って充足感を得られるかどうか。納得できるかどうか。登場人物たちだけでなく観ている自分へも問われてるような気もする。

芸者さんを実際に観たことはないです。でも杉村春子を観ていると、チャキチャキして洒脱で、背筋がぴっとしてて、昔芸者さんだった女性はこういう感じなんだろうなあと思ってしまう。

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私の男の女

watasino.jpg韓国テレビドラマ 全24話
脚本:キム・スヒョン
出演:キム・ヒエ、ペ・ジョンオク、キム・サンジュン、ハ・ユミほか
BS日テレ番組サイト→私の男の女

《あらすじ》 40代の夫婦。幸せな家庭を築いていたが、妻の姉が、夫婦の夫と妻の親友が不倫関係にあることを知り…

とにかく激しい。怖すぎる!!!それがまたドラマとしてはたまらなく面白いのではありますが。
いやあ~~このドラマを観て、それでも不倫するっていうならその方をむしろ褒めたいくらいに恐ろしい~展開がてんこもり。ドロッドロ!!!

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プロフィール

HN:
藤井みつる
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性別:
非公開
職業:
漫画家
趣味:
映画鑑賞と寝ることと城
自己紹介:
好きな映画
……《邦画》 太陽を盗んだ男、鬼畜、穴、切腹、キッズ・リターン、しとやかな獣、蝉しぐれ、クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲、築城せよ!、MIND GAME、ジャズ大名
……《洋画》 新しき世界、ニューシネマパラダイス、リトル・ダンサー、バベットの晩餐会、暗くなるまで待って、オールド・ボーイ、グラン・トリノ、バーバー、キリクと魔女、ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ、ペーパー・ムーン、アパートの鍵貸します、トイ・ストーリー、ブラス!、デリカテッセン、ベルヴィル・ランデブー、カイロの紫のバラ、ヘドヴィグ・アンド・アグリーインチ、死刑台のエレベーター、オーケストラ!、アンプロフェット、ゴッド・ファーザー、ユージュアルサスペクツ、ドリームガールズ、ブルース・ブラザース、バグダッド・カフェ、シザーハンズ、善き人のためのソナタ、レザホアドッグス、クール・ランニング、ぼくのエリ200歳の少女、ペテン師とサギ師~だまされてリビエラ~、アーティスト

 

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