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帰ってきた木枯らし紋次郎

写真ナシ
監督:市川昆
出演:中村敦夫、坂口良子、岸部一徳ほか
帰ってきた木枯し紋次郎(1993) - goo 映画

《あらすじ》 死んだと伝聞されていた紋次郎。実は木こりの親方の世話になり堅気として暮らしていた。しかし親方の息子が渡世の世界に身を沈めようとし、それを止めるために再び紋次郎は草鞋をはいた。一方、息子がやっかいになってる組の親分の妻は、紋次郎を親の仇として行方を追っていた…


同名「木枯らし紋次郎」のテレビドラマから20周年を記念して制作された作品。テレビに先立ち劇場公開された。

股旅ものと呼ばれる、渡世人を描いたものは木枯らし紋次郎からずいぶんテイストが変わったといわれる。
それまでは描かれなかった薄汚れた格好、渡世の挨拶、食事など。けっしてかっこよくもない、泥臭い姿。
殺陣でも同じく必死で転げまわっての泥臭い、リアルなさまだ。

渡世から足を洗えない哀しさもあるけど、名が売れてるのだから仮名では過ごせなかったのかな?
岸部一徳のこういう悪役がたまらなく好き。

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晩菊

bankiku.jpg監督:成瀬巳喜男
出演:杉村春子、上原謙、鏑木はるな、細川ちか子ほか
晩菊(1954) - goo 映画

《あらすじ》 芸者だったキンは金貸しなどをして生計をたてていた。昔の芸者仲間にも貸していて、厳しいとりたてに評判が悪い。芸者仲間のたまえ、とみ、のぶ、も世の中にはよくありそうなことだけれども、それぞれ悩みを抱えていた。キンのところへある男がやってくるが…


貧乏ではあるけれども、満足げな表情をしてるのがトミ。
一方金はたくさん持ってるが、人間を受け付けずに孤独なキン。
この二人が特に対照的。
どっちがいい悪いと作品は言ってこない。本人が長い年月を生きてきて、振り返って充足感を得られるかどうか。納得できるかどうか。登場人物たちだけでなく観ている自分へも問われてるような気もする。

芸者さんを実際に観たことはないです。でも杉村春子を観ていると、チャキチャキして洒脱で、背筋がぴっとしてて、昔芸者さんだった女性はこういう感じなんだろうなあと思ってしまう。

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私の男の女

watasino.jpg韓国テレビドラマ 全24話
脚本:キム・スヒョン
出演:キム・ヒエ、ペ・ジョンオク、キム・サンジュン、ハ・ユミほか
BS日テレ番組サイト→私の男の女

《あらすじ》 40代の夫婦。幸せな家庭を築いていたが、妻の姉が、夫婦の夫と妻の親友が不倫関係にあることを知り…

とにかく激しい。怖すぎる!!!それがまたドラマとしてはたまらなく面白いのではありますが。
いやあ~~このドラマを観て、それでも不倫するっていうならその方をむしろ褒めたいくらいに恐ろしい~展開がてんこもり。ドロッドロ!!!

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つづきはこちら

山の音

yama.jpg監督:成瀬巳喜男
出演:山村聡、長岡輝子、上原謙、原節子、中北千枝子ほか
山の音(1954) - goo 映画

《あらすじ》 信吾は妻と息子夫婦と暮らしている。息子は他に女をつくっていて度々家をあけていた。そのこともあり信吾は嫁をいたわり、かわいがる。そこへ子供を連れて娘が出戻ってくる。娘は嫁にヤキモチをやいては卑屈なことを言う。いっこうに女と別れる気配のない夫に嫁は…


舅の山村聡がなんともダンディーで(ヒゲ!ゴマ塩!ティアドロップ帽子!三つ揃えスーツ!)枯れ専にとっては萌え萌えでたまらないのです。優しいしね!
しかしその、色気方面な描写も決してないんだけれども…なんとなく観ていてヒヤヒヤしてくる。舅と嫁が。
これが舅がダンディーでなかったら。寅さんみたいな風貌だったなら、きっと実の娘のように可愛がる微笑ましい図式として観られた気がする。それとも私が汚れちまったのかーー!!!?

原節子演じる嫁がありえないくらいにできた嫁。ところがえらいことをやらかす。清廉潔白な正義を信じる人は時々怖い。

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ダイナマイトどんどん

dondon.jpg監督:岡本喜八
出演:菅原文太、北大路欣也、宮下順子、嵐寛壽郎、金子信雄、フランキー堺ほか
ダイナマイトどんどん(1978) - goo 映画

《あらすじ》 戦後数年。北九州ではヤクザ同士の抗争が激しさを増しMPも手を焼いていた。そこで民主主義にのっとって野球で競うことに。12組のトーナメント戦。特に岡源組と橋伝組がにらみ合ってる状態。岡源の鉄砲玉、加助は小料理屋のおかみに熱を上げてるのだが、トーナメントに向けて岡源の助っ人に現れたのはおかみの情夫、銀次だった…


素敵におバカ映画。やくざ同士が野球するってところからして、普通に試合するわけないじゃな~い。
指がないから変化球がキレるって…おい!
ユニフォームの背番号がありえない(笑)。応援団は芸者衆にストリッパーにパンパン。
先攻後攻はサイコロで決める。もう奇天烈。

出演者は超豪華。アラカンをあんな扱いにするなんて超ぜいたく。

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プロフィール

HN:
藤井みつる
HP:
性別:
非公開
職業:
漫画家
趣味:
映画鑑賞と寝ることと城
自己紹介:
好きな映画
……《邦画》 太陽を盗んだ男、鬼畜、穴、切腹、キッズ・リターン、しとやかな獣、蝉しぐれ、クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲、築城せよ!、MIND GAME、ジャズ大名
……《洋画》 新しき世界、ニューシネマパラダイス、リトル・ダンサー、バベットの晩餐会、暗くなるまで待って、オールド・ボーイ、グラン・トリノ、バーバー、キリクと魔女、ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ、ペーパー・ムーン、アパートの鍵貸します、トイ・ストーリー、ブラス!、デリカテッセン、ベルヴィル・ランデブー、カイロの紫のバラ、ヘドヴィグ・アンド・アグリーインチ、死刑台のエレベーター、オーケストラ!、アンプロフェット、ゴッド・ファーザー、ユージュアルサスペクツ、ドリームガールズ、ブルース・ブラザース、バグダッド・カフェ、シザーハンズ、善き人のためのソナタ、レザホアドッグス、クール・ランニング、ぼくのエリ200歳の少女、ペテン師とサギ師~だまされてリビエラ~、アーティスト

 

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