ふじーの。

「京都太秦恋物語」

こちらは２０１０夏公開予定の映画。

名匠山田洋次監督と立命館大学がタッグを組み、京都の商店街を舞台とした映画を作ったそうです。

商店街と言うのは、以前私もお世話になった、日本のハリウッド、京都は太秦の大映通り商店街であります。
どんな作品なのかな～♪今から楽しみです♪
公式ＨＰが無いようなので、→インタビュー記事のリンク


さらに最近アシスタントさんが貸してくれた本で、京都に「 やおいちゃん」というキャラクターが存在することを知る。
さ、さすが歴史ある古都。恐るべし！侮れじ！
どこへ向かおうとしているのか京都？？！！！

聞いた時はそんなふうにうろたえもしましたが、本来は御薗橋８０１商店街のキャラクターで、京ナスをモデルにした憎いあんちくしょうでした。

婦女子的人心を惑わすキャラクターではありますが詳細はこちら
→京都御薗橋８０１商店街公式ブログ

映画カテゴリーがたまってきて、過去作品も探しにくくなったので、ジャンル分けして整理しました。
分類にこまるものはその他にぶちこんであります。

カイジ　人生逆転ゲーム

監督：佐藤東弥
出演：藤原達也、香川照之、天海祐希、松山ケンイチほか
公開中　　カイジ人生逆転ゲーム公式HP

知人の借金の保証人になったことから、多額の負債を抱えることになってしまったカイジ。一晩ある船に乗ってゲームに勝てば、借金をチャラにするばかりか、高額の報償がもらえる。そんなうまい話を金貸しに言われ、人生の一発逆転をかけてその船にのりこんだが、集められたのはクズばかり。そして命までもかける綱渡りなゲームがはじまる…


面白かった～。
ほとんど原作のままで、多少のエピソードの入れ替えはあるものの、原作を先に知っている人でも違和感なく観られると思う。大きく異なるのは、原作では登場人物の９．８割が男で、映画では唯一の紅一点で天海祐希が出ている点だが、なにしろ彼女はもともと宝塚の男組トップスター。上下黒のスーツなんて着られた日にゃあへたな男よりかっこいいのだ。まったく障害にならず！
原作を未読の方でも、止まらない心理戦にはまること請け合い。映像だからよりわかりやすい。

ぜんぶ、フィデルのせい

監督：ジュリー・ガブラス
出演：ニナ・ケルヴァル、ジュリー・ドパルデューほか
シネマトゥデイ


70年代のパリ。共産主義者の伯父が死んだことをきっかけに、アンナの両親もめざめてチリへ渡ってしまう。帰ってきたら、狭い家に引っ越さなきゃならないし、仲良しのお手伝いはやめさせられるし、いつもわけわかんない人がいっぱいいるし、親友とも喧嘩しちゃった。ぜんぶフィデル・カストロのせいなの？


反政府運動とかチリでの歴史とか共産主義の主張とか、小難しそうなことがいろいろ出てきますが、基本9歳の女の子目線なので完全に理解できなくてもイケル。
この主人公アンナがまた、仏頂面でかわいくてたまらないのだ。

しかしアンナは賢くて、共産思考を説明されれば質問して逆に大人を困らせたり、カトリック教育の疑問点をついたりする。完全に問いに答えられる大人がいるんだろうか？ただ大人のいうことをハイハイ聞いてるだけの子ではない。自分の頭で考えて、自分の言葉できちんと話せる女の子。魅力的です。

のほほんと暮らしてる自分にはどちらの主張もピンとこなかったんだ。ともかく、発煙筒投げつけられるよなデモに子供連れていくのはどうかと思う。
何事も子供はまっさらの状態でいるところに、差別だの、いさかいだの、刷り込むのはまわりの大人たちだってのは良くわかる。出来ることなら子供には世の中のきれいなことだけ知ってほしいもんだなあ。

はたらく一家

監督：成瀬巳喜男
出演：徳川夢声、本間教子、生方明ほか
1939年東宝

子供7人、祖父母、両親、の11人家族。働けど働けど楽にならなくとも、明るくがんばる家族を描く。


私の子供の頃に母が｢お母さんが子供の頃は～」なんて言い始めるとめんどくさくて、ろくに聞かなかったものでした。
こうして映像として見ると、子供の頃話もそりゃあ言いたくなるよな、と思います。小学校出たら即家計の担い手になるんだから。
比べると戦後世代は甘やかされて育ったねえ。当然自分も含めて。

それもご先祖様たちが自分の子供や孫には苦労させまい、と頑張ってくれてきたおかげだってことを忘れないようにしなくては。感謝！